淳心学院の教育改革

淳心学院の教育改革

2015/03
卒業生はなむけの言葉

 卒業生の皆さん、保護者の皆様ご卒業おめでとうございます。

 君たちは6年前に淳心に入学してから、この6年間で心身共にめざましい成長を遂げました。身体的には多くの生徒が父親の背を上まわり、学力的には大学進学に十分な学力を身に着け、精神的にも大人の一歩手前となる精神的大きさ、豊かさを獲得していることと思います。そして君たちは、この淳心における6年間の間にこれから生涯つきあっていくであろう数多くの友人たちと、さまざまの忘れることのできない思い出を得ることができたと思います。君たちが淳心生活で得ることのできた財産は、数多くのかけがえのない友人と教師の先生方との暖かい人間関係、それにここまで育ててくださった保護者の方々への感謝の気持ちだと思います。それに加えてキリスト教的価値観として自分は神様に愛されている存在だという確信をもってくれれば、学校としてこれほどうれしいことはありません。いずれにしても人生の次のステップへの準備は完了しました。

 しかし君たちがこれから大学に進学し、卒業してから活躍していくであろう社会の現状は、君たちも覚悟しているでしょうがそう楽観できるものではありません。日本の人口減少社会というのは、もうすでに現実のものとして立ち現れてきています。地方では過疎化がいよいよ進行を早め、将来的にはかなりの自治体が消滅するという予測が出されました。地方都市においても人口が減少して街にかつての活気がなくなったという声はいたるところで聞かれます。とにかく相対的に若者の割合が減り、高齢者の割合が増えていく社会を君たちは支えていかなければなりません。

 そして目を外に向けてみれば、世界はグローバル社会化ということで世界全体が1つの市場となり、利潤獲得のための激しい競争がおこなわれています。そうした中で少数の大企業、少数の金持ちに富が集中し、中間層が力を失い貧困層が増加して貧富の格差が拡大しているということが指摘されています。こうした問題山積の社会で君たちはどう生きていったらよいのでしょうか。

 まずは自分が将来本当にやりたいことが何かを見きわめ、それを実現できる仕事を探していくことから始めるべきでしょう。この困難な社会の中で自分が本当の意味で自立していくことを出発点とするのです。もちろん人間は一人で生きていくことはできませんから、友人によるアドバイス、保護者・先輩の助言は大事にすべきだと思います。人の意見を素直に聞くことができるというのは、人間として非常に大事なことです。

 「シンクグローバル、アクトローカル」という言葉があります。物事を考える時には、日本だけでなく世界で起こっているさまざまな出来事を考慮に入れ、行動は自分の住んでいる地域に本当に根づいた存在として生活していくという意味だと思います。君たちは将来海外で生活する人、東京、大阪、姫路で生活する人、あるいはそれ以外の地方都市で生活する人と住む場所はさまざまになると思います。でもどこで生活するにしても、その地域に根づいた存在としてその地域の人々と共に社会を支えていける人間となってほしいと思います。生活する場所が海外であれ、大都会であれ、地方都市であれ、そこを与えられた場所として前向きに受けとめて生きてほしいのです。そしてできることならば、その与えられた場所でまわりに平和をつくりだす存在になってくれれば素晴らしいと思います。平和の基本は、まず人間がお互いの存在を受け入れあい仲良くくらしていくことですから、まわりの人々の人間関係をより良くしていく仕事はすべて平和をつくりだしていく仕事といえます。そうした仕事はたくさんあるでしょうし、ある意味ですべての仕事はそうした面をもっているといっていいかもしれません。どんな仕事でもそうした心構えでがんばってもらえたらと思います。

 最後に神様は君たちが幸せな人生を送るために生かしてくださっていることを忘れないでください。君たちの前途に神様の豊かな祝福があることを願っています。

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