淳心学院の教育改革

淳心学院の教育改革

2016/10
M4修学旅行

  9月26日(月)から9月30日(金)までM4の東北・北海道の修学旅行についていきました。今回は生徒の引率とは別に、災害について考えさせられた旅行でした。まず伊丹空港から仙台空港まで飛行機で飛んだのですが、仙台空港は東日本大震災の時、津波で一時使用不能になったとバスガイドさんが言われました。さらに高速道路で塩竃に向かう途中、津波は高速道路の橋脚まで到達して止まったと言われました。地形的には高速道路は海から数㎞内陸にあり、橋脚の高さは5~10m程もあるでしょうか。海からそこまでは確かに非常に平らな地形ですがそれら一面が津波によって海水に浸かったということです。もちろん家もたくさん建っています。それから塩竃の蒲鉾屋さんで昼食を食べました。塩竃の街は津波でそれほど大きな被害は受けなかったようなのですが、それでも建物の壁や電柱のいたるところに津波の時海水が上がってきた所の線が引かれていました。塩竃から遊覧船に乗って松島に向かいました。松島はご存じの通り海面にたくさんの島が点在している地形です。ここも大震災で津波が来た時、たくさんの島が防波堤の役割を果たして他より被害は少なかったと言われましたが、有名な瑞巌寺を訪れると海から続く参道は今だに修理中でした。私は震災から1年後の夏に海沿いの気仙沼、陸前高田、大船渡の街を訪れましたが、どの街も海岸沿いの平らな地形の所はすべてが津波に流されて何もありませんでした。それからそれらの街を訪れていませんが、報道で知る限り住宅は高台移転ということで内陸の奥まった所に集団で移転し、海沿いの平らな土地は土盛りをして地面をかさ上げするという工事をしているようです。しかし震災から5年半が経過していますが、それらの工事が完成したという報道はありません。震災の被害を受けた地域があまりにも広範囲で、なおかつ過疎化が進行している地域が多いことは事実ですが、それにしても震災の復興が遅れ気味であることは間違いありません。

  さて旅行は盛岡から新しく開通した北海道新幹線に乗って函館まで行き函館、洞爺湖、札幌と北海道を北上していきます。久しぶりに訪れたトラピスト修道院では案内の修道士の方が代わっていて、今回初めて聖堂のオルガンでバッハの曲を演奏していただいて感動しました。北海道でも8月に上陸した台風10号の被害の跡が残っていて、バスガイドさんが指摘されましたが、洞爺湖では道路周辺などで倒れた倒木があちこちでそのままになっていましたし、テレビのローカルニュースでは十勝地方などで作物が全滅に近い被害を受けた所があることを報道していました。それと今回の旅行で感じたもう一つのことは地方で人口減少が確実に進行していることで、函館などはかつて30万をこえていた人口が現在26万人ということでやはり街の活気が以前に比べて失われている印象を受けました。東北・北海道に関していうと人口が増えているのは札幌と仙台だけであとは軒並み人口が減少しています。これは東京圏以外、全国に共通する現象です。災害に関していえば熊本地震の被害の復興も相当長期になりそうな気配です。結局今の日本は一つの災害の復興が終わらないうちに次の災害が来ている状態で、なおかつ地方では人口減少によって基本的なマンパワーが落ちているために復興に以前よりも時間がかかるという悪循環に陥っています。とにかく日本はもともと災害が多い国ですから災害に強い国土を作っていくことは当然で、それと同時に高齢者の多い被災者が増えていくなかで、そうしたひとびとに丁寧に寄り添っていくこともしていかなければなりません。生徒諸君に大きな課題が待ち受けていることを感じた旅行でした。

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